【職種図鑑】営業の仕事内容(営業職を10種類にわけて解説)

営業の特徴

営業職は就業人口も多く、業種によっては年齢も問われにくい職種にあたるため、転職がしやすい職種と言えます

業務リスト・求められる経験

営業としての求められる業務リストを一覧にしてみました。 当然、営業職の分類によって仕事の違いはありますが、横展開できる部分もそれなりにあります。

業務リスト

客先開拓 電話リスト作成、電話営業、インバウンド営業(反響営業)、訪問営業
客先訪問 打ち合わせ(提案/商談)、ヒアリング、課題発見、訪問後の連絡
書類作成 見積書、請求書、発注書、プレゼンテーション資料の作成
その他 関連部署への連絡・調整(社内)、顧客との各種調整、問合せへの対応
管理 予算管理、人材育成・人員管理

営業でメインとなる仕事内容はやはり「開拓」や「商談・打ち合わせ」。 電話での開拓、チラシなどの反響営業、ルート営業など営業方法は会社や職種のスタンスによって異なるでしょう。

打ち合わせでは、提案を行うため顧客ヒアリングに始まり、単純に会話での打ち合わせだけの場合もあれば、 データをまとめ資料やプレゼンを行う場合もあるでしょう。

また、受注に伴う「見積書」「発注書」といった書類の作成も大切な仕事になります。 数字や内容の間違いがないよう要確認・要チェックしましょう。 電話やメールでの多くの連絡をすることになるので、情報や日程の管理も業務の一環となります。

求められやすい経験

経験 営業の実務経験(法人営業の経験/業種の経験)
ITリテラシー エクセル・ワード・メール

営業として求められる経験として、多くの求人で求められているのは「ワード・エクセルによる書類作成」の経験になります。また、営業職の実務経験として「同業界の営業経験1年~3年」または「法人営業の経験」を求める求人もかなりの割合(60%~70%)ほどあります。

まずは営業職を10種類に分けて考える

営業職の仕事内容を把握して、営業への理解を深めたい場合。まず「どんな種類の営業職があるのか」を把握しておくことが大切になってきます。

営業の分類分けについても「無形商材/有形商材」のように、扱う商材による分け方や「個人営業/法人営業/代理店営業」のように営業相手や営業形態で分ける方法があります。

転職サイトでは不動産営業などの特定の種類の求人が多いこともあり「営業」=「不動産営業、保険営業、飛込営業」というイメージが強くなっている人も多いかもしれませんが、実際には企業を相手としたメーカー営業や商社営業の求人も多くあります。

当ページでは、営業という仕事をより詳しく把握してもらうため、営業を10つほどの種類に分類しました。そして、それぞれの仕事内容や特徴について解説しています。

「メーカー営業」「IT営業」「不動産営業」などに分類してみる

今回、営業職を10つに分けた分類分けしていますが、その分け方の条件として

①一定の求人ボリュームがあること
②その種類の営業に就いた場合、次の転職につながること

を意識して分類分けをしています。

つまり「IT営業」であれば、IT営業の経験があるため、あたりまえではありあますが次の転職時もIT営業として仕事が見つかりやすくなります。 同様に「人材営業」を経験していれば人材会社への転職がしやすくなりますし、「メーカー営業」も法人営業の経験があるとして各種メーカーへの転職がしやすくなります。

また、営業は自分の経験が良い意味でかさなっていく職種と言えます。マーケティングなどであれば常に登場するサービスに対応するため知識もリフレッシュしていかなくてはいけません。営業の場合は、どちらかと言うと一旦付けた知識やネットワークは普遍的に活用できるものと言えます。

そのためその他の職種よりも、営業職は転職メリットがある職種だと言えるでしょう。

営業として就職や転職をしたい方は、自分が入りたい営業の種類を良く検討して見てください。

  1. メーカー営業(自動車、建設、機械、医療、食材、繊維など)
  2. 商社営業(自動車、建設、機械、医療、食材、繊維など)
  3. IT営業
  4. 広告媒体営業
  5. 人材営業
  6. リフォーム営業
  7. 不動産営業
  8. 自動車ディーラー
  9. その他

メーカー営業

まずは「メーカー営業」について説明をします。 基本的に自社で作っている「形のある商材」を販売するのがメーカー営業と言えます。営業相手は法人(企業)になります。

自社で何かを生産していて、その生産物を営業して販売するのであれば、それが「機械」「食材」「原料」「パーツ」「繊維」など、なんであってもメーカー営業と言えます。

そのためメーカーは「建築・繊維・木材・家具・印刷・医薬・プラスチック・ゴム・ガラス・自動車・家電」などあらゆる業種において存在していて、ほぼ全ての業種において数多くのメーカーがありメーカー営業が募集されていると言えます。 当然求人ボリュームもそれなりの数になります。

メーカー営業を行うには「自社アイテムへの詳しい理解」、「他社との違いを理解する業界知識」、 アイテム数が多ければ「最適なアイテムを選び説明できる知識」、 お客様先との各種調整(日程や価格など)、 発注や見積もりを依頼されれば書類作成も行います。 発注の際は数値のチェックも大切と言えるでしょう。

知識を持って営業先に提案すると同時に、各種書類作成やチェック、また生産物の輸送についての調整などを行うことになります。

メーカー営業の詳しい解説

IT営業

IT営業は仕事内容によって「ソフトウェア営業」と「IT人材営業」の2つに分けることが出来ます。

ソフトウェア営業

自社開発のソフトウェアなどソフトを売るのが、ソフトウェア営業になります。セールスフォースのような大規模ビジネスソフトや、顧客管理ソフトなどが商材になります。ソフトウェア導入のメリットなどを顧客企業へ説明し、導入をしてもらいます。

IT人材営業

IT業界では独特な業界習慣があり、自社の正社員技術者を開発現場に半年~1年送りこむということが常習的になっています。

どこにどのような開発案件があるのかを把握し、技術者と案件の間に入り、派遣会社のように仕事をマッチングさせていくのがIT系人材営業の仕事になります。

IT営業の詳しい解説

広告媒体営業

広告媒体営業は「リクナビ」や「はたらこねっと」のような転職サイトや、「タウンワーク」などのバイトサイトに求人を出してくれる企業を探し、広告枠を獲得してくる営業になります。 駅やコンビニなど無料で配備されている「タウンワーク」「ホットペッパー」といった求人誌の営業も、同様に広告営業と言えます。

主に電話などで訪問先を見つけ、広告の提案を行います。提案を受けてからは採用につながる制作業務、数多くの提案と制作を同時並行で行う形になります。

広告媒体営業は他の営業職に比べて就業者の年齢層が低い傾向があります。主に20歳や30歳前半の方が多くなっています。

人材営業

転職エージェントなどの人材紹介会社、やパソナやマンパワーのような人材派遣会社における営業職を人材営業と呼びます。仕事内容として登録者の面談を行うコーディーネート業務と、求人案件をもらってくる法人営業の業務に分かれます。

リクルートやDODAといったある程度の規模がある会社では「法人営業」と「コーディネーター」で担当がわかれています。一方で、法人担当とコーディネート業務をどちらも担当する会社も数多くあります。

近年は様々な分野で人材が少なくなっていて、求人倍率も高く人材業界も活況化しています。 保育士や製造業といった業界専門のエージェントも多くなっています。 人材営業も広告媒体営業と同様に20歳や30歳前半の方を募集していることが多く、異業種からの転職に向いている営業職になっています。

人材営業の詳しい解説

不動産営業(賃貸・戸建て)

不動産に関する営業として、「戸建て・マンション営業」「賃貸営業」「リフォーム営業」のように3つの営業職があります。

戸建て営業

一戸建てやマンションを購入してもらうのが「戸建て・マンション営業」になります。展示会やチラシなどに来たお客様が営業相手となります。物件を購入してもらうために物件の案内だけでなく、地域を含めた説明や提案を行います。 チラシや展示会を行うための制作準備も営業としての仕事になります。

賃貸営業

賃貸営業ではエイブルやアパマンショップといった地域の不動産屋さんで、賃貸物件とお客様のマッチングに従事します。 内覧の依頼があった場合、お客様を部屋へ案内します。 あたらしい空き物件が出れば、情報登録します。 また家賃の支払い対応や、賃貸契約書の結ぶのも賃貸営業の業務になります。

リフォーム営業

リフォーム営業は戸建て物件をまわって訪問営業を行うか、チラシなどによる反響営業からお客様へ提案をします。 様々なリフォームの形があるため、どういった提案をするのかヒアリングや提案が業務となります。 リフォームが決まった場合、施工業者との調整や、工事にあたってのお客様への連絡、調整も大切な業務になります。

自動車ディーラー

自動車ディーラーは販売店へ来客するお客様に車を購入してもらう仕事になります。 また車を購入した後も、定期点検などでお客様を補助する業務があります。

有形営業と無形営業でわける

有形営業 無形営業
メーカー営業(各業種)
商社営業(各業種)
IT営業
人材営業
広告媒体営業
リフォーム営業

営業職のデータ

持っていると有利な資格

営業職の場合、普通自動車免許と英語(TOEIC)を持っていると転職が有利になります。

普通自動車免許

営業職の求人において全体の半数ほどは運転免許を求められる求人になっています。免許がないと50%の求人に応募ができませんので、できる限り持っていた方がよい資格と言えます。 特にメーカー営業や商社営業、建設や不動産関係の営業については要免許と言えるでしょう。

一方でIT営業、広告媒体営業、人材営業については免許がなくても求人が一定数あります。 仕事で車に乗りたくない場合は、このあたりの職種がおすすめになります。

TOEIC

メーカー営業や商社営業では海外と連絡を行う仕事が一定数あります。 営業における求人の1割程は英語を求めてくるイメージがあるため、TOEICなどを持っていると有利と言えます。

営業の勘所(実務ケーススタディ)

他部署との連携も大切

営業での業務に付帯して、他部署との連携も多いのが営業の特徴と言えます。 受注した場合は、様々な書類の作成業務が発生します。正確な情報を関連部署へ早くそつなく伝えることで業務もスムーズにいきます。 打ち合わせに際して同行をしてもらうのであれば、相手にスケジュール調整をお願いすることもあります。

顧客からの連絡が多い

日夜問わず、多くの関係者から連絡が来ます。 いち早い回答を求められますし、業種によっては土日であったり、業務が重なり仕事が重いときにも連絡が入ることがあります。

おすすめ転職サイト

営業の仕事に限りませんが、転職サイトごとの特徴を覚えておくと効率的な転職活動が行えます。

20歳~30歳前半で営業を探すなら

転職サイトとして最も知名度のあるリクナビとマイナビの2社では主に20歳~30歳前半の仕事が多く紹介されています。 異業種転職がOKとなっている仕事も多く、これから初めて営業として就業したい方にもおすすめと言えます。

広告媒体営業、人材営業、リフォーム営業、カーディーラー、不動産営業などの職種の仕事が特に多く見受けられます

リクナビNEXT 転職者の8割が利用しているリクルートが運営するNo1転職サイト
マイナビ転職 会員登録数が450万人を超える日本最大級の転職サイトの1つ。

営業経験が3年~10年ほどの人が探すなら

転職エージェントとして人気のエージェントであるリクルートエージェントとDODAでは、おそらくほとんどの営業職の求人が揃っています。営業の経験者が仕事を探すのであれば外せない転職媒体になります。実務経験が問われますが、条件が良い求人が多くあります。

メーカー営業や商社営業などの営業職についても網羅していますし、IT営業や人材営業などの仕事も多く見受けられます。

リクルートエージェント 転職エージェントの最大手。非公開求人が10万件以上と豊富な求人数が魅力
DODA 求人数10万件以上。転職サイトも転職エージェントも同時に行える総合転職サイト

営業経験が8年~で一貫した経験がある方は

JACリクルートメントは転職エージェント、ビズリーチは提携転職エージェントが100社を超えるエージェントまとめサイトになります。どちらも営業経験が厚い方(営業経験8年ぐらい~)を対象とした転職サービスと言えます。

業界特化で営業を経験している方や、営業職として管理職を経験している方におすすめの媒体と言えます。

JACリクルートメント コンサルタント総数650名。設立より約30年の転職エージェント
ビズリーチ ハイクラス求人をメインとした「転職エージェント横断サイト」として最も人気があるビズリーチ

概況

ここ10年~20年で起こった営業職の変遷について考えてみたいと思います。

まず大きなところではインターネットや携帯が普及したことにより、ネットで集客を実施し反響があった場合に営業をかけるという「インバウンド営業」がかなり多くなってきたことは大きな変化点と言えるでしょう。 そのためWebやIT企業などに限らずインバウンド営業の仕事もそれなりの数になっていますし、これまで訪問営業を行っていた企業も、反響営業に変化してきているところも多いと思います。

求人数も多く、業種によっては就業者の年齢層も幅があります(メーカー営業、商社営業、IT営業など)。経験が積み重なりやすい営業職は他の職種に比べて転職メリットがある職業と言えます。

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