アパレル店員の仕事内容

常に人気のアパレル販売員の仕事。ここではセレクトショップの副店長として10年間アパレル業界で働かれていた方の体験談をもとに、アパレル店員の仕事内容を紹介したいと思います。

入社一か月目でまずすること

販売員として入社して初めの内はとにかく覚えることだらけになります。私が勤めた所は全国に15店舗以上あるオリジナル商品も扱うセレクトショップでした。誰しも入った当初は仕事のながれも全くわかりませんから、まずは一日の流れを覚えてもらうことから始まります。

店頭に立ち接客をしながらお店で扱う商品を覚えてもらい、裏では入荷してきた商品の検品やストックの仕方を覚えていき、1つ1つ仕事を覚えてもらうことになります。

販売員の1日の仕事内容

1.出社

朝、出社したら、服装を整えます。大体どこのブランドも全身ではなくてもそのシーズンの服を着用することになります。社内割引の価格で買えますが、それなりに出費がかかります。

2.朝礼

その日の売上目標、納品されるもの、その日1日の仕事内容などをみんなで確認し、情報共有をします。基本的にシフト制になり、前日いたメンバーとは異なりますので、前日の状況や反省などの引継ぎも朝礼の大切な点になります。

3.掃除

一日店を開けていると思った以上にほこりがたまります。床の掃除はもちろんのこと、鏡が汚れていないかや、ガラス棚の指紋をふいたり商品がきれいに整理整頓されているか状態か確認します。

4.接客・販売

アパレル店員のメインとなる業務が接客と販売になります。訪れたお客様にタイミングよく声をかけ、探している服の説明やコーディネートの提案などを行います。積極的に声をかけるのかどうかなど、接客対応についてはそれぞれのブランドによって異なってきます。

5.他店との在庫調整や在庫管理

自店では売り切れている場合などは、他店に在庫があるかないか確認を取ることも多いです。またブランド全体を通してお店ごとに在庫のかたよりが出ないよう他店との在庫調整も業務の1つとなります。

6.レイアウトとディスプレイ

メインの店頭ディスプレイはコーディネーターが変える時もあれば自分たちで変える時もあり、そのシーズンのテーマにあったものを飾ります。店内ディスプレイ(ボディ)は日によって変える回数は様々で、セールの時は売れていくたびに何度も変えたり、その日の天候や客層、入荷商品に合わせてタイミングを見てかえていくことになります。

レイアウトは各アイテムの陳列のこと。平台や棚、掛けで似たテイスト物を近くに置いたりレイアウト次第で販売にもつながるので、レイアウトするにも工夫が必要になります。

私はこの作業が好きで、入社当初、あまりの忙しさにバイトの私に一体のボディを任されたのを機に、どんどん任せてもらえるようになったのを覚えています。

7.休憩

店頭で直ぐに対処できるように、社員とバイトがセット出たり、お客様が引いた時間帯に順番にとっていく。顧客さんが来たり接客が長引くこともあったりで出るタイミングを失いお昼のはずが夕方休憩になることも。セール期間中はゆっくり出来ないのでバックヤードで短い休憩をとることも。

8.閉店準備(レジ締め・日報報告・終礼)

最後のお客様が帰ったら閉店準備をはじめます。まずはレジ締め。今日1日の販売金額のレジのデータと、実際に入っている金額があっているか確認します。終礼ではその日の売上や商品動向、明日の対策や引継ぎなどをみんなで確認し朝礼と同様に社員やアルバイトでの情報共有の時間になります。

また、日報報告として売上データを本社に送り、とりあえずは1日の仕事が終了となります。

9.残業(明日に向けてのディスプレイ・セール準備など)

本来は終礼が終われば帰宅できるのですが、セールなどが控えている場合はそのまま残業となることも多いです。セール期間中は割引などを行いますのでタグも変えなくてはいけませんし、何をいくらで売るのかといったことも考える必要があります。

それに伴い、ディスプレイやレイアウトも変更するわけですが、社員だけでは手が回らないためアルバイトの人に手伝ってもらうことも出てきます。私がアルバイトで入社した当初、ディスプレイが出来たのもこのような理由から。忙しいときは残業で23時を過ぎることも多く、帰宅するのは終電になることも多くありました。

「隣店調査」や「勉強会」などショップ店員の意外な仕事内容

その他(隣店調査)

お店に来店しているお客様が少ないときや、時間がある時やは競合店の調査に行きチェックしにいくこともあります。他店でどんなものが置いてあるのか、どんなアイテムを全面に押してディスプレイしているのかなどを見てきます。調べてきたことは閉店時の終礼や朝礼で発表することになります。

その他(勉強会)

月に一度くらいはスタッフみんなでコーディネートやブランド知識など全員で共有したり、接客応対の練習などを行います。いろいろなお客様に接客や説明出来るよう、ロールプレイングを行っていました。

その他(雑誌の撮影)

雑誌で見かける街角スナップ。地方の店舗はほとんどないけれど、本社に近い店舗は事前にプレスから連絡が入り、特集に合わせて人選されプレス立会いの下に撮影が行わます。雑誌で見かけるスナップは思った以上にお店の店員が混じっていることがあります。

アパレルの仕事は思ってるより「体力仕事」

時にはヒールの靴で立ち続けたり商品の入った段ボールを運んだり結構体力のいる仕事です。また冬本番には春物の服を、残暑厳しい時に秋冬の服を涼しい顔で着用しなければいけないのも大変なので体調管理も大切です。

販売員(ファッションアドバイザー)はお客様と接するところにいる為、そのブランドの顔となり、お店の印象を左右する重要なポジションになります。お店のマネキンの一つであるよう自分の着こなしでお店の世界観を表現し、立ち居振る舞いや言葉遣い表情にも気を付けなければいけません。ニーズに応じて説明や提案が出来るよう、常に商品知識を高めていかにお客様に満足して買い物してもらうか、顧客満足度を高めお店のファンを増やしていくことが大切になります

また、接客しながらお客様の声を拾い、需要を本社へフィードバックすることも重要な役割の一つです。本社との連携で一緒にお店を作っていきます。

私がこの仕事でわくわくした瞬間は何と言っても新しい商品が入荷してくる時です。シーズンの始めは毎日のようにどんどん入荷し、自分のお目当てのブランドの服やアクセサリー、靴やバックなど、手に取ったり試着した時のわくわく感は服好きにはたまらないものです

また長く働いているうちに自分に会いに来てくれる顧客さんが出来ていき、おすすめやアドバイスを求められるようになったり、「また来ます」と言ってもらえた時は自分も嬉しく次のやる気にもつながっていたと思います。

ファッションの仕事Q&A

ノルマはあるの?

私が働いていたブランドでは毎月店舗の売上目標があり、それをもとにスタッフ各自の個人目標というのがありました。バイトよりも比較的顧客さんがいる社員の方が高く設定され、各自が売上目標の達成を目指し、毎日月ごとに記入する個人売り表を確認していました。

残業はどれくらいある?

働いている人の年齢層は?

私が働いていたお店は20代が8割、30代前半が2割くらいでした。年齢が近いことや共通の話題なども多く、休憩時間やみんなで帰ったり飲みに行ったり、上下関係や仕事に厳しい時もあるけれど楽しく働いていたと思います。

路面店と百貨店の違い

販売員が働く場所は主に2つあります。1つは「路面店」。もう1つはオフィスビルや商業ビルに入っている「テナント店」になります。

まず異なる点は客層と集客です。路面店にはうちのお店をめがけて来る方やファッションショップが立ち並ぶ所を買い回りしているお客様が多く、平日は比較的ゆったりし週末の方が集客が多いです。

テナント店はデパートや駅ビル等に入っているため年齢層も幅広く、会社帰りに立ち寄る方も多いので平日でも混みあう時間帯があったりします。

また開店時間も異なりテナント店はそのビルに合わせるため遅くまで開けていたり、年末年始も元旦しか休めないケースも多いです。集客力の面で路面店は弱いのでお客様に足を運んでもらえるようテナント店にはないインポート商品を置くことで差別化したりしていました。

売り場面積もテナント店は路面店に比べ狭いという点もあり、せっかくのインポート商品もきれいに見せれないという理由もあります。

仕事中の服装は?

シフト制で毎日入れ替わりにメンバーチェンジする中で私が働くショップは服が被らないようにします。

お得な社員割引

お店の服や小物を毎シーズン着用するため社員割引があります。ショップオリジナルのものは50%off、バイヤーがセレクトしたインポート商品は30%offでした。安くなるとは言え買い物好きの私は、休みの日に自分の店では着れないけれど、系列店の物を社販しに行ったり他でも買ったりして、ほぼ毎月給料の半分以上は買い物に消えていました。

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